2009年2月6日(金)
全日本プロレス 東京・後楽園ホール大会観戦記


投稿者:風来坊さん
観衆:2100人

今日は、メインも凄かったですが、
興行自体も凄かったので、
観戦記を書かせていただきますね!

ちょっと昔の週プロ風になるかもわかりませんが、
そこはご愛嬌(笑)


決戦の金曜日。天気は晴れ。小田急線に乗る。これから始まる、全日本プロレス始まって以来のジュニアのメインイベント。
天国の馬場さんはどうご覧になっているだろうか。
80年代〜90年代のプロレスの大一番は金曜日と決まっていた
らしい。
天龍同盟、超世代軍、闘魂三銃士、平成維震軍、NWO・・・
数々の激闘に彩られた聖地、後楽園ホール。
ちょうど、ドリカムの「決戦は金曜日」が流行った
華やかな時代を思い浮かべながら、
新宿駅に着いた。

大江戸線に乗り換える。
去年は、友人とG1を観戦するため、両国まで行った。
今日は、ひとり。
商船学校に在籍している友人は、メキシコへと出航した。
憧れのルチャドールに巡り逢えただろうか。

マスクをした、駅員が眠たそうな顔をしている。
風邪の流行る時期だ。
それにしてもプロレスというもののパワーは凄い。
ニッパチにここぞという勝負を持ってくるところに、
過激なアナーキズムを感じる。
今や、「黒髪のロベス・ピエール」は
丸藤正道のことを指すのだろうか。

春日駅に到着。
外を出ると、風景は真っ暗。北風が吹きつける。
巨大なジェットコースターと、
「Big egg」東京ドームを抜ける。
着いた。青いビル。後楽園ホール。
ここで、カズ・ハヤシと丸藤正道。
どちらがゼンニッポンプロレスなのか、
審判が下る。

第一試合
渕VS荒谷
ゆるい試合。ただ、デンジャーゾーンはいい曲だ。
昭和の匂いがする。
試合はあっという間だった。
ブレーンバスターに行こうとする荒谷を渕さんが丸め込んで
終了。
バックドロップが見たかったなあ。

第二試合
真田・征矢VSランス・マイク
ランスはいい。かっこいい。
レスラーとしての色気が素晴らしい。
征矢のパワーに目が行った。
だが、それ以上に光ったのは、ランス。
高々と掲げるチョークスラムは、
「地獄の墓掘人」を想起させる。
マイクのライオンサルトは二度目で成功。
とにかく、ランスのかっこよさが際立った。

第三試合
諏訪魔・土方・大和VSTARU・ヘイト・稔
試合前、TARUが土方を挑発。捕獲。
すると、何と稔が!
救助するかと思われたが、VMと結託。
6人タッグマッチが行われる。
後楽園を目一杯使うのは、VMの得意技。
そこかしこで、場外戦を展開。
「オジキ!」と声援を贈った。
彼がいたから全日はここまで立ち直った。
そこは感謝だ。
結果は稔がFIREBALLスプラッシュ(ファイヤーバード)で、
土方をピン。
元ネタのB'zの名曲を知っているだけに
感慨深い。
あれもサビの爆発力が凄い歌だ。
稔もそのタイプのレスラーなのだろう。
ヒールとは言え、大人気だった。


[9] 風来坊 - 2009/02/07(Sat) 04:07 ID:IlWVZH/U [No.84880]
第四試合
YASSHI東京ファイナルマッチ
ヤッシーVS近藤
ヤッシーがフードをかぶって、生ラップで登場。
彼への思い入れは深い。
馳浩との激闘が、特に印象深い。
地方でも全く妥協のないファイトとマイクを披露してくれた。
どうも、お疲れ様でした。
試合は、やはり近藤が地力の違いを見せつけ、
キングコングラリアット2連発で勝利。
大ヤッシーコールが、後楽園に華を添えた。


第五試合
小島・KAIVSみのる・MAZADA
とにかく、MAZADAは上手い。
ありとあらゆるインサイドワークを駆使して、
小島とKAIのペースを乱す。
しかし、この試合の主役はKAIだった。
あの、鈴木みのるに臆することなく、
突っかかっていく。
それに対し、みのるは
強烈な張り手、キック。
パンクラス式のかなりのクリーンヒット。
金沢でシルバーキングとの一戦を見たとき、
正直、まだまだなレスラーだと思ったが、
今回は大活躍。
ウエスタンラリアットで小島が勝利すると、
アジアタッグの挑戦を表明した。
頑張れ!あすなろ戦士!

セミファイナル
武藤・西村・浜VSケア・高山・論外
ケア人気高し。
チョップ一発が重い。
小橋・健介系というより、天龍・川田系のチョップ。
体の内側に響く感じ。
だけど、この試合は正直だれた。
武藤のインサイドワークに
高山が翻弄された感じ。
もっと、正面からのぶつかり合いが見たかった。
最後は武藤がシャイニングで、
論外をピン。

メインイベント
世界ジュニアヘビー級選手権試合
丸藤正道VSカズ・ハヤシ

セミでだれてしまた。
しかし、それを忘れさせるかのような、
アツい煽りV。
全日VSノアを強調していた。

今までの防衛では、丸藤にブーイングは飛ばなかっただろうが、今回は聖地・後楽園だけあって、
濃い全日ファンからブーイングを浴びてしまった。

しかし、両者とも絵になる。

カズの真っ赤なガウンと、和風の入場曲がかっこよかった。
丸藤のヒステリックはまた盛り上がる。
北口のお客に、NOAHタオルを広げるひとも見えた。


ブーイングが飛んだだけあって、
丸藤も顔面へのエグイ攻撃や、
カズのレッグラリアートを失敗させるなど、
外敵らしい、いやらしい攻めを見せる。

特に、凄かったのは、カズが場外ダウンしたときの、
高角度プランチャ・スイシーダ。
受けの名手のカズが、失神しかけた。

カズの動きで素晴らしかったのは、
何と言っても、不知火を返しての
ジャストフェイスロック。
TAKAみちのくへのメッセージだろうか。

試合はもの凄いシーソーゲーム。

危ない!
と思った場面は、丸藤の変形三角絞めと、
不知火・改。
特に、不知火・改は完璧と言ってもいい決まり具合
だったので、
カズが返したとき、本当に驚いた。


丸藤の受けも良かった。
リバース垂直落下や、雪崩式ファイナルカット。
普段見せない、エグイ技を、丸藤も良く耐え抜いた。

しかし、カズの執念が、ついに丸藤を仕留めた。
変形のWA4で、ついに丸藤からピン。

会場はスタンディングオベーション。
大「カズ」コール。
そして、「ゼンニッポン」コール。
最後に、健闘を称えあう二人に、
「マルフジ」コールも起きた。


総括
僕は見なかったが、丸藤が負けて、
泣いてしまったノアファンの女性の方もいるようだ。
ただ、ここまで、勝敗に熱くなれた
試合も久しぶりではないだろうか。

後楽園でも、いや、聖地・後楽園で
全日本プロレス初のジュニアのメインイベントを、
カズ・ハヤシと丸藤正道が
張ったということは本当に素晴らしいこと。

ただただ、もの凄い試合を、
両選手とも、ありがとう!

もうひとつ付け加えさせて頂くと、
丸KEN対決や、ドラゲーの試合のような
ジェットコースターのような展開の素早さはありませんでしたが、
技と技の間や雰囲気を大事にした、
まさに、「全日本」スタイルの名勝負でした!
個人的にKENTAも、全日を避けるような
発言ばかりしないで、
上がって欲しいです!