2005年12月25日 ハッスル・ハウス クリスマススペシャル
後楽園ホール大会観戦記

投稿者:KEIさん

観衆:2350人


 そして年末2連戦の第2戦目となります。相変わらずの盛況ぶりです。
お昼からの興行故、少々の眠気と闘いながらの観戦となりました。
座席は前日同様南側B列席。中々にチケット運に恵まれているようです。


  『涙のラストM字ビターン』

 
 スクリーンでは藤井と金村が会場の観客に来場感謝を述べ協賛を紹介。
それが終わると会場暗転中にレザーの衣装を身に纏う人物がリングイン。
リング中央にスポットライトが集中すると現れたのはHGの相方のRG(リアルゲイ)!

 まだまだ知名度はないかも知れませんが相方の活躍に便乗して
自らもゲイの道に踏み込んだ男です。場内からは歓声と失笑。(ちなみに自分は好きです。)
RGはHGの「セイ!セイ!セイ!」と酷似したネタ、「ヨウ!ヨウ!ヨウ!」で
観客に話し掛け始めます。続けて新ネタとなる「What's up!?」で
観客の心を掴もうとしますが誰もあまり浸透しておらず、対応できない観客はブーイング。

 しかしブーイングを受けても「アウェーの空気には慣れている」と意に介さないRG。
そう、いくら泥を投げ付けても既に泥を被っている人間には無意味な攻撃法なのです。
ドン底、泥沼、逆風の中に立つ男ほど強いヤツはいないと言う事なのでしょうかねw

 「パクリではなくアレンジ」と言い張るRGは更にHGの「フォー!」をアレンジした
「フォ、フォ、フォ、フォ〜!」と決め台詞を披露。観客は尚もブーイング。
その時、お馴染みの曲に乗って入場してきたのはHG、観客は一転大声援!

 オープニングの空気を温くした事をHGに叱責され「天狗になっていた」と反省するRG。
更にHGには「今後を考える!」と言われ、観客からは本名で呼ばれ、動揺するなど散々な醜態。
しかもHGまでも本名で呼ばれるなど、この男の足の引っ張り具合はどうやら桁違いの模様。

 そして対戦カード発表。腰の負傷もあってHGは残念ながら本日試合は行わず。
そこで乱入してきたのは島田&アンジョー。互いにM1予選敗退を詰り合います。
遂にはアンジョーとHGの乱闘に発展する間際、そこにRGが割って入ります。
RGはエルボーをアンジョーに放つもアンジョー動じず、逆に撥ね除けられる。
そこに真打ち、HGがエルボーでアンジョーを撃退、退散する島田&アンジョー。

そのモンスター軍に向かってマイクで何か言おうとするRG。しかし撥ね除けられた
衝撃でマイクがOFFになり、声が拾われないという奇跡を起こします。
会場からは歓声&失笑、HGからはツイテいないと言われますが、しっかり仕事をこなしました。

 最後は二人揃って「ハッスル、フォー!」でオープニングを締め。
しっかり会場が温まってようやく試合開始です。レイザーラモン、お見事!


  第1インリン
 ハッスル仮面レッド、ブルー、イエロー○対●サタン・ザ・サンタ2005、ア・トーナ・カイ、カ・トーナ・アイ

 24日の第一試合と同じカード。前日の汚名を挽回するべく
高田総統からパワーアップを施されリベンジに燃えるモンスター軍と言った構図。

 その甲斐あってか試合内容は昨日よりもモンスター軍が優勢に進める展開となります。
しかし昨日に続き人気者のイエローが大活躍。最後は巨体に似合わぬ
会場の大手拍子付きのムーンサルトプレスで勝利をもたらします。
前座の第一試合とは思えない程の盛り上がり振りでした。



  第2インリン
 田中○、金村対坂田、●崔

 昨日の試合では結果を残した崔。その崔に報復を誓った金村はベストパートナーの田中と組んでリベンジ戦。
崔がマイクで何か話そうとするも、問答無用とばかりの田中の白いギター攻撃で試合開始。

 早速場外戦へ。お馴染みとなりつつある場外机上ダイビングボディープレスや観客席に雪崩れ込んで乱闘。
周りのお客さんが立ちまくりなので、ほぼ一部始終見逃しまくりでしたが、いきなりヒートアップです。

 リング場へ舞台を移しても会場の熱は冷める事を知りません。金村&田中得意の凶器攻撃に
正攻法で対抗する坂田&崔、と言った展開に観客も息付く暇を与えてもらえません。
最後は終始ペースを握っていた金村&田中のダイビングセントーン→スーパーフライの
エアリアルコンボで勝負あり。健闘及ばず、崔が3カウントを奪われる結果となりました。これまた好試合。

 試合後、マイクを持った金村は坂田の女性客イジリを模倣、が余りにストレート過ぎる物言いに
男性爆笑、女性失笑と言った場面もあり。子供もいるのでもう少し考えて欲しかった所ですねw



  第3インリン
 Erica●、マーガレット、大谷対○ジャガーY、ドクロンZ、安田

 昨日の女子タッグ戦にそれぞれ大谷、安田を加えた6人タッグマッチ。
大谷は眩しい(頭が?)存在だという理由で、安田は馬の言葉を理解できるジャガーYに有馬記念の
当たり馬券を教えてもらうという条件付きで各チームへの参加が決定。
この休憩前の試合に大谷が出る事からもハッスルの陣容が厚くなっている事が伺い知れますね。

 試合はも試合巧者の多いマッチメーク故か、はたまた男顔負けの女武者が揃っているせいなのか、
男女差を全く気にする事なく見れる内容。何気なくそう見せている事が凄い事なんでしょうね、きっと。
テンポよく試合が進むリング上、それに合わせて昂り続ける観客席、非常に良い流れです。

 6選手それぞれの良い持ち味を披露しながらも最後はジャガーYの瞬時の丸め込みにEricaが敗北。
その試合後、颯爽と登場する島田&アンジョー。ここぞとばかりにハッスル軍に罵声を浴びせかけます。

 そして標的は大谷へ。島田&アンジョーはどうやら大谷に特別なクリスマスプレゼントを用意した模様。
「最高の.."スリル"を味わわせてやる!」という言葉の直後、会場中に鳴り響いたのは布袋寅泰の『スリル』。
ざわめく観客、誰もが(まさか!?)と思っていたその時、南側の観客席から登場したのは........



 江頭2:50登場!悲鳴と歓声が混ざり合ってトルネード状態になる会場。
江頭は観客に揉みクチャにされながらも何とかリングインすると、早速お得意の倒立ポーズ!
倒立して観客を熱狂させるなんて世界広しと言えどもこの男ぐらいのものではないでしょうか?

 続けて座禅を組んだ状態での跳躍でリングを徘徊するなど、いきなりのトップギア状態に観客も拍手!
ペース配分を全く考えない人を偉大に思った事、自分はないです。

 マイクを持った江頭は「ハッスルあちち、オマエに一言、もの申す!」と大谷を指差します。
「お前は江頭に似ているって言われて怒ってるけど......俺は最高!」と伝えると、大谷と肩を組んで
そっくりさをアピール!観客の視線は顔と言うよりも頭部にロックオンだったのは言うに及ばずです。
続いて「お前は今日から、あちち2:50だ!」と名付けると、ペアルックとなる黒ロングタイツを手渡します。
名前&物と、これほど残虐性に富んだクリスマスプレゼントにお目にかかるとは..。しかも会場からは着衣を要求する声も..。

 見かねて大谷を帰らせようとするカントク、しかしわざとらしく江頭と大谷を間違えるカントクに
江頭は会場大歓声のヒップアタック!その後、項垂れる大谷を説得し、大谷&会場の観客全員と共に
「3、2、1ガッペむかつく!」ポーズを決め瞬く間に退場して行きました。またの再登場を期待したい所です。


  セミインリン
 健想●、withヒロコ対○ライオセイザー、ライザーグレン

 前日の試合では思わぬ不覚をとってしまった健想。本日はヒーロー2人組とのハンディキャップマッチ。
ヒロコはマイクで観客に挨拶を済ませると、昨日トスを上げたにも関わらず何も仕込んで来ていない
青木を厳しく批判。全てを中途半端と言われた青木は普通に泣いてしまいます。
客を微妙にひかせてしまった形で終わったしまったのは痛かったかな、と。
ヒロコ的にも何かを期待していたのでしょうがね。せっかくなんで次の大会に青木にはスパイクを決めて欲しい。

 そして試合内容は前日同様、優勢に立つものの一瞬の切り返しでケンゾーが再び敗北。
それにキレたヒロコはまたもケンゾーに平手打ちしようとしますが、今度はケンゾーがヒロコに平手打ち。
負けた理由をヒロコの責任に転嫁したケンゾーはさっさと退場。取り残されたヒロコは
平静を装ってまた二人でハッスルのリングに戻って来る事を宣言。来年への布石を打った形となった
試合ですが、かなり中途半端。最初からの良い流れを途絶えさせたように思えました。



  メーンインリン
 石狩●対○川田

 昨日の石狩の挑発によって実現に結びついた師弟対決。自分としても期待大の試合です。
まずは石狩の入場、しかし入場曲が鳴っても入場しない石狩。石狩が入場しないまま
今度は川田が入場。先にリングインした川田は中々登場しない石狩に痺れを切らしつつある様子。
ようやく石狩が入場してきたと思うと、石狩は厚着をして口にマスクと風邪をひいているように見えます。

 石狩がマイクでドクターストップが掛かっている事を告げると観客は軽くブーイング。
誰も信じてませんからね。呆れた川田が背後を見せた瞬間、紙袋からネットを取り出し
川田の動きを封じる石狩。やはり川田から先手を取る為の擬態だったらしく、そのまま試合開始。

 石狩はネットで捕獲した川田に攻撃を加えますが、川田は動じず、ネットから逃れると石狩に反撃。
ここからは川田の一方的な展開。ただ残念な事に石狩がジャージを着たまま試合をしていたので
川田が叩こうが蹴ろうが衝撃音が鳴り響かない、いわゆる半無音状態のプロレス故に
観客の盛り上がりも今一つ。それを悟ってか、もしくは師弟対決を強く意識していたのか、
大声で石狩に呼びかけながら試合をする川田。こんなに川田が声を出している試合はあまり見た事がない。
しかしその激に応える事ができない石狩は大した反撃もできないまま川田の超長滞空パワーボムに散る結果となりました。



  試合後

 いつものバルコニーではなく、リング上に登場する高田総統。ちょっとした挨拶を終えると
今大会のタイトルにもなっているインリン様をリングに呼び込みます。
黒い衣装に身を包んだインリン様は総統に自身のM字パワーが切れた事を告げると
最後のM字パワーを振り絞ったM字ビターンを披露。今年のハッスルを支えた偉大なポーズもこれで見納めでしょうか?
そのM字ビターンで謎の卵が産まれた訳ですが、それはインリン様復活への保険か、
それとも新キャラ誕生への伏線なのか?まあ、それはまた来年のお話という事で。


  感想

 観客は超満員。昨年同様チケットの値段が特別に高くなっていた訳ですが、
問題なしに売れていたと思います。この勢いを来年も持続できるように頑張って欲しい所です。

 昨日の大会とは違ってセミ、メイン、試合後と外しまくりで観客のテンションが盛り下がっていったのが残念。
ハッスルの悪い部分が後半に集中して露呈されてしまった結果となりましたかね。
プロレスファンの以外の一般ファンも集めつつあるハッスルですが、両方のファンが
しっかり楽しめる内容を提供する事が来年の課題となりそうな気がします。