[122] fun◆fLongoRY - 2016/08/14(Sun) 07:58 ID:K61CyBWw  [No.106117]

すでにAB両ブロックの結果も出ており、遅くなりましたが、天龍源一郎が『G1 CLIMAX 26』を辛口分析!!
“ミスター・プロレス”が選ぶBブロックの本命・対抗・大穴!そして“優勝”予想(インタビュー後編)です。(8月5日時点)
良かったらお読みください。


――今回は、前回に引き続いて『G1』Bブロックについておうかがいしたいと思います。まず、メンバーの中で、天龍さんがとくに気になる選手は?

天龍 個人的には永田裕志にがんばってほしいんですよ。彼はきっと、「こんなにがんばっても、ここまでなのか俺は!」っていうフラストレーションを感じていると思うんだよね。そこを突き破るには、勝ち抜けて結果を残すしかないんだから。

――やはり、天龍さんとしては“第三世代”の奮起を促したいわけですね。

天龍 永田にしろ、天山にしろ、まだまだ老け込む年じゃないよ。永田は今年、ベルト(NEVER無差別級王座)を獲って、少しはスポットライトを浴びたんだから、さらにアピールしないと。永田はね、勝ってこそ存在価値を示せる選手だから、いい試合じゃなく、勝ちにいかないと。

――とにかく永田選手は“勝ち”に徹したほうがいい、と。

天龍 ウン。それがこの業界で、永田裕志がさらに生き抜くための最後の手段だと思うよ。彼はプロレスというものを十分に理解している、さらに“勝ち方”を知っているレスラーですよ。どこか、会社のことを考えてなのか、達観している部分もあるけど、彼を若い頃から応援しているファンはおもしろくないだろうし、いまこそ“先輩風”を吹かせるときだと思うよ(ニヤリ)。

――では、今回の『G1』でファンからの期待も大きい、現NEVER無差別級王者の柴田選手についてはいかがでしょうか? 

天龍 彼はね、自己満足なレスラーっていう印象がありますね。どっちかというと勝ち負けは二の次で、自分の中で「ファンにはウソをついていない」という部分があれば、それだけでも満足する“職人気質”のレスラーというかね。常に自分と闘い続けていますよ。そういうタイプだね。

――相手よりもむしろ自分と勝負している部分が?

天龍 そうだね。ただ、彼もまだまだ若いし、どこに対しても尖っていますよ(ニヤリ)。

――あとは他団体から中嶋勝彦選手が『G1』初参戦しますが、こちらも天龍選手とは縁がある選手というか。

天龍 まあ、子どもの頃から知っている、生意気なアンちゃんだね。とくに最近、プロレスに慣れてきて、人からも注目されるようになって、もっと生意気になったかな?(笑)。彼は小さい身体でも大きなレスラーたちと切磋琢磨してきて、今回『G1』に参戦できたという部分では、ある種の達成感があるんじゃないかな? 

――たしかに中嶋選手本人も、今回の出場は青天の霹靂だったみたいですし。

天龍 きっと、今は『G1』のことで頭がいっぱいで先のことは何も考えていないと思うよ。まずは今回、どんなインパクトを残せるのか? 俺は白星をひとつでもふたつでも挙げられればOKだと思うし。偉そうに言わせてもらえれば、そこまでしかいかないよ。

――手厳しいですね。

天龍 いや、俺が厳しいんじゃないよ。そのくらい新日本という団体はしたたかなんだよ(ニヤリ)。

――実感がこもってますね(笑)。

――ほかの出場選手では、前IWGPヘビー級王者の内藤哲也選手も優勝戦線に絡んできそうですが、天龍さんはどう見ていますか?

天龍 彼はおもしろい選手だと思うよ。でも、内藤は観客が一番沸くには自分がどうすればいいか、その終着点までを考えちゃうたちというかね。つねに相手だけじゃなく、観客とキャッチボールしてプロレスをエンジョイするタイプだから、こういう連戦になると結果を求めるのは少し難しいかもしれない。試合の中で誰もが思いがけない動きを出したりして、楽しんでいるレスラーですよ。

――さすがの分析ですね。

天龍 でも、そういうことができるってのは、凄いことなんだけどね。彼が出てきたことで、新日本の景色が変わったのはたしかだし、それは本人が一番、自惚れながらも自覚していることだろうから。きっと、「新日本にいるいろんなレスラーに脚光が当たるようになったのは、自分が壁をブチ破ったからだ」っていう思いはあるんじゃないかな。

――あとは最近、天龍さんとはバラエティ番組でも接点のある本間選手が……

天龍 (さえぎるように)接点なんかないよ! アイツが勝手に俺のほうに寄ってきただけの話でさ(笑)。

――むしろ、いい迷惑というか(笑)。

天龍 まあ、本間もいろんな団体を行ったり来たりして、ようやく安住の地を見つけたという部分で、いま本当にプロレスを楽しんでいるようには見えますよ。ただし、自分のやりたい技を出すだけ出したら、「あとは野となれ山となれ」っていう感じを見せられちゃうと、昔から応援しているファンにしたら「それでいいの?」って白けるんだよね。

――もっと結果にもこだわってほしい、と。

天龍 俺も本間には「やりたいことやって、シャンシャンでいいのか?」って言いたいですよ。まあ、彼にとって「安住の地だ」と思う場所が見つかったのがよかったのかどうなのか。コレはね、あと2年で結果は出ますよ(ニヤリ)。

――A、B両方のブロックのお話を聞いていると、天龍さんはベテラン勢への期待が大きいようですね。

天龍 そこは“第三世代”が元気を見せることで、単純に新日本の時代が逆戻りするとかじゃなくて、団体に新たなエネルギーや活力を与えると思うんですよね。過去の新日本の『G1』の流れを見ると、“時代返り”みたいな場面もあったし、今回も「そうなる可能性もあるかもな」って思うよ。

――たしかに過去、藤波辰爾さん(93年優勝)や長州力さん(96年優勝)、そして05年に蝶野正洋さんが優勝されたときは、“時代返り”のムードがありましたね。

天龍 いま、永田や天山にはそういう部分でも、話題があるんだから、彼らにとっても会社にとってもいいチャンスかもしれないしね。

――ちなみに天龍さんは、今回の『G1』、8月8日(月)横浜文化体育館大会でサムライTVの解説を務められるそうで。

天龍 ウン。新日本はひさしぶりですね。前に一度だけ、天山と小島がダブルタイトルをやったときにお呼びがありましたけど。

――05年2月20日のIWGPヘビー&三冠ヘビーのダブルタイトルマッチですね。では、約11年半ぶりに放送席に座られる、と。

天龍 まあ、声がかかったときは正直、「めんどくせえな」とも思ったけど(ニヤリ)。まぁ、人数も目新しい選手も増えて、ひさびさに『G1』の景色を眼に焼き付けたいなという気持ちになりました。

――天龍さんにいまの新日本プロレス、いまの『G1』がどう映るのか、楽しみですね。

天龍 ちなみに当日はどんな試合があるんですか?

――公式戦はBブロックの真壁vs後藤、オカダvsファレ、棚橋vs天山、石井vsSANADA、丸藤vsトンガの5試合になります。

天龍 ほう、なるほどね。真壁vs後藤なんておもしろそうじゃない? いまの新日本を堪能させてもらいますよ、フフフ。

――では、最後にBブロックの本命、対抗、大穴をあげていただけますか?

天龍 そうだね。Bブロックの本命は期待を込めて永田。対抗は無難に内藤かな。大穴は、そうだなあ、コッチのほうがAブロックより予想が難しいね……(熟考して)。

――Bブロックのほうが予想しにくいですか。

天龍 まあ、柴田と言いたいところだけど、いかんせん職人気質なところが気になるから。じゃあ、試合は全然観たことがないけど、初出場のケニー・オメガにしようか。新日本の外国人選手は昔から(クラッシャー・バンバン・)ビガロとか、掘り出しモンが多いからね。

――天龍さんはAブロックは後藤選手、Bブロックは永田選手を本命とされましたが、ズバリ優勝するのは?

天龍 これは後藤でしょう! ここで優勝できないこと自体、彼にとっては自己否定につながりますから。もう一方の永田は決勝まで上がったことで満足してしまうのか? それともガムシャラに優勝を獲りにいくのか? まあ、いずれにしても自分は後藤の優勝に期待していますよ。

――天龍さんの一推しはやはり後藤選手でしたか。

天龍 やっぱり、選手がもがいている姿っていうのは、ファンの琴線に響くものがあるからね。『G1』っていう舞台は、そういった状況のレスラーが突き抜けるには絶好のチャンスですから。今年の『G1』は後藤洋央紀に注目したいね。